ヨークタウン
アメリカ海軍ヨークタウン型航空母艦のネームシップ。
珊瑚海海戦で損傷を受けたヨークタウンは、ハワイに急ぎ回航されて、本来は修理に3ヶ月程度を要するものを僅か3日の応急修理で済ませ、ミッドウェー海戦に参加した。
ミッドウェー海戦では飛龍の攻撃隊による雷爆撃を受けて大破。航行不能となり駆逐艦に曳航されてハワイに帰投中、伊号第168潜水艦の雷撃を受けて沈没した。
珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦ではフレッチャー少将の指揮する第17任務部隊の旗艦となった。
| 新造時 | 排水量 | 19,800ｔ |
| 全長 | 246.9m | |
| 全幅 | 25.3m（水線）、33.2m（最大） | |
| 出力 | 120,000馬力 | |
| 速力 | 33ノット | |
| 航続力 | 20ノットで8,220海里 | |
| 兵装 | 12.7cm単装高角砲8基 28mm4連装機銃4基 20mm機銃24門 | |
| 搭載機 | 81～90機 |
艦歴
| 1934年5月21日 | ニューポート・ニューズ造船所で起工 |
| 1936年4月4日 | 進水 |
| 1937年9月30日 | 竣工 |
| 1941年12月8日 | 開戦時はノーフォーク軍港に在泊 |
| 1941年12月 | 太平洋に回航 |
| 1942年2月 | 第17任務部隊に所属してマーシャル空襲に参加 |
| 1942年5月7日～8日 | 第17任務部隊に所属して珊瑚海海戦に参加 日本海軍機の爆撃を受けて中破 |
| 1942年6月5日～7日 | 第17任務部隊に所属してミッドウェー海戦に参加 日本海軍機の雷爆撃を受けて大破 |
| 1942年6月7日 | 伊号第168潜水艦の雷撃を受けて沈没 |
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竣工間もない頃のヨークタウン（1937年10月30日） バージニア州ハンプトンローズ港で停泊しているところを撮影。 |
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上空から見たヨークタウン（1938年1月17日） 慣熟航海の途中、カリブ海に停泊しているところを撮影。飛行甲板の白線や前後部に描かれた「YKTN」の標識が見える。 |
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航空機輸送任務に就くヨークタウン（1940年6月） サンディエゴ軍港から真珠湾に向けて航空機輸送任務に就く直前の写真。飛行甲板が航空機で埋め尽くされている。煙突にはヨークタウンを識別するため「Y」の標識が描かれている。 |
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真珠湾で入渠中のヨークタウン（1942年5月26日～29日） 珊瑚海海戦で受けた損傷を修理中のヨークタウン。昼夜兼行の突貫作業で29日にはミッドウェーに向けて出撃した。 |
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炎上するヨークタウン（1942年6月5日） ミッドウェー海戦時のヨークタウン。日本海軍機の攻撃を受けて炎上している。 |
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ヨークタウンの格納庫（1942年6月5日） ミッドウェー海戦時の格納庫内の様子。すでに火災は鎮火しているらしく、床が水浸しの状態。側面が吹き抜け構造になっている開放式格納庫の様子がわかる。 |
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傾斜するヨークタウン（1942年6月5日） 航行不能となり左舷に傾斜しているヨークタウン。すでに総員退去した後のようである。 |
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大破漂流するヨークタウン（1942年6月5日） 被弾大破し、航行不能となったヨークタウン。この後、ヨークタウンは潜水艦伊168の雷撃を受けて沈没する。 |
関連用語： ヨークタウン型航空母艦｜ エンタープライズ｜ ホーネット｜ 飛龍｜ 伊号第168潜水艦