君は「アニメンタリー決断」を知っているか

アニメンタリー決断大事典

第1艦隊

第1艦隊は戦艦を主力とする部隊。
第1艦隊は長年に渡り連合艦隊司令長官が第1艦隊司令長官を兼任してきたが、1941年8月11日に連合艦隊司令部が独立した際、第1艦隊司令部が新設されて、専任の司令長官が置かれるようになった。

開戦時の第1艦隊は戦艦伊勢・日向・扶桑・山城で編制された第2戦隊、戦艦金剛・榛名・比叡・霧島で編制された第3戦隊、重巡青葉・衣笠・古鷹・加古で編制された第6戦隊、重雷装艦大井・北上で編制された第9戦隊、軽巡阿武隈を旗艦とする第1水雷戦隊、軽巡川内を旗艦とする第3水雷戦隊、空母鳳翔、瑞鳳、駆逐艦2隻で編制された第3航空戦隊で編制されていた。旗艦は戦艦伊勢。

開戦時は第2戦隊、第9戦隊、第3航空戦隊が内地で待機。第3戦隊の金剛と榛名は南方部隊に所属して南方攻略を支援。比叡と霧島と第1水雷戦隊は機動部隊に所属してハワイ作戦、インド洋作戦などに参加。第6戦隊は南洋部隊に所属してグアム島、ウェーク島、ラバウルなどの攻略を支援。第3水雷戦隊はマレー部隊に所属してマレー作戦を支援した。
1942年4月1日、第3航空戦隊を解隊、所属艦は第1艦隊の付属となる。

ミッドウェー・アリューシャン両作戦では第3戦隊が第1機動部隊と攻略部隊に所属、第1水雷戦隊は北方部隊に所属、第3水雷戦隊は主力部隊に所属し、残りは警戒部隊の主力として参加した。

7月14日、第3戦隊を分割して第11戦隊を新編、比叡と霧島は第11戦隊となり第3艦隊に転出、金剛と榛名は第3戦隊に残留して第2艦隊に転出した。
第1艦隊付属の瑞鳳は第3艦隊第1航空戦隊に転出、鳳翔は第3艦隊付属に転出した。
第2戦隊の伊勢と日向は航空戦艦に改装のため連合艦隊付属となり、代わって戦艦長門と陸奥が連合艦隊第1戦隊から編入された。

11月10日、第6戦隊はソロモン諸島方面の作戦に参加のため第8艦隊の指揮下に入っていたが、青葉以外の3隻が沈没したため解隊された。
11月21日、第9戦隊を解隊、大井と北上は連合艦隊付属となった。

1943年4月1日、錬成部隊として新編された第11水雷戦隊と第11潜水戦隊を編入。同日、第1水雷戦隊は第5艦隊に転出、第3水雷戦隊も第8艦隊に転出した。
6月8日、柱島泊地に停泊していた陸奥が爆沈。
7月1日、航空戦艦への改装が完了した伊勢が第2戦隊に編入。11月30日には日向を編入。

1944年1月1日、第11潜水戦隊が第6艦隊に転出。
2月25日、第1艦隊を解隊、第11水雷戦隊は連合艦隊の直属となる。第2戦隊も同時に解隊され、長門は第2艦隊第1戦隊に転出、伊勢、日向、扶桑、山城は連合艦隊の付属となる。

歴代司令長官
1941年8月11日~高須四郎中将
1942年7月14日~清水光美中将
1943年10月20日~南雲忠一中将
1944年2月25日解隊

関連用語: 連合艦隊第2艦隊第3艦隊第1水雷戦隊機動部隊第1機動部隊主力部隊攻略部隊阿武隈