君は「アニメンタリー決断」を知っているか

アニメンタリー決断大事典

レキシントン

アメリカ海軍レキシントン型航空母艦のネームシップ。
アメリカ海軍で最初に喪失した空母。
サラトガと同様、20.3cm砲を撤去して12.7cm両用砲に換装する予定であったが、装備が間に合わず28mm機銃を仮設した状態で珊瑚海海戦に参加した。

要目
新造時排水量公称 33,000t
実際 36,000t
全長270.8m
全幅水線 32.2m
最大 39.7m
出力184,000馬力
速力34ノット
航続力15ノットで9,500海里
兵装20.3cm連装砲4基
12.7cm単装高角砲12基
12.7mm機銃48門
搭載機90~120機

艦歴
1921年1月8日巡洋戦艦としてベスレヘム造船所で起工
1922年7月1日空母に設計変更(工程進捗率27%)
1925年10月3日進水
1927年12月14日竣工
1941年12月8日開戦時は第12任務部隊に所属してミッドウェー島に航空機輸送中
1942年3月20.3cm連装砲を撤去して28mm機銃を装備
1942年5月7日~8日第17任務部隊に所属して珊瑚海海戦に参加
日本海軍機の雷爆撃を受けて沈没
1942年6月24日除籍

発艦作業中のレキシントン

発艦作業中のレキシントン(1929年)

マーチンT4M-1艦上雷撃機が発艦した直後の写真。

上空から見たレキシントン

上空から見たレキシントン(1936年9月17日)

カリフォルニア州ロングピーチで撮影。飛行甲板上で乗員が「NAVY」の人文字を作っている。飛行甲板後部に「LEX」の識別標識が見える。

飛行甲板を拡張したレキシントン

飛行甲板前部を拡張したレキシントン(1941年10月)

レキシントンは1936年に近代化改装を実施した。飛行甲板前部の幅を約18mに拡張、対空防御、ダメージ・コントロール機能などが強化された。艦首水線部には波の模様が描かれている。

珊瑚海海戦時のレキシントン

珊瑚海海戦時のレキシントン(1942年5月8日)

日本海軍機の雷爆撃を受けて生じた火災をほぼ鎮火した時の写真らしい。艦橋前方と煙突後方の20.3cm連装砲は撤去され、代わりに28mm機銃が仮設されている。

レキシントンの最期

レキシントンの最期(1942年5月8日)

一度は火災を鎮火したが、帰化したガソリンが艦内に充満して引火爆発、再び火災が生じた。数回の爆発により消火不能となったレキシントンは自沈処分された。


関連用語: サラトガレキシントン型航空母艦MO機動部隊

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