MO機動部隊
日本海軍がMO作戦(ポートモレスビー攻略作戦)を目的に編成した軍隊区分による部隊。
第5航空戦隊を主力とするMO機動部隊は、MO攻略部隊の支援と米機動部隊の撃滅を任務としていた。
指揮官は第5戦隊司令官であるが、航空戦に関しては第5航空戦隊司令官が独時の判断で行動することを両者の間で協定していた。
1942年5月1日、MO機動部隊はトラック島を出撃する。
7日、珊瑚海海戦が起きる。MO機動部隊は米機動部隊を発見して艦上機を出撃させるが、偵察機が補給艦を空母と誤認していたため、米機動部隊を発見することはできなかった。
翌8日、MO機動部隊は米機動部隊を発見、米空母レキシントンを撃沈し、ヨークタウンを中破した。しかし、敵の反撃により多くの艦上機を失い、さらに空母翔鶴の飛行甲板を破壊されて発着艦能力も失った。
第5航空戦隊の戦力喪失を受けてMO作戦の無期延期を決定、MO機動部隊は内地に帰投した。
区分 | 指揮官 | 兵力 |
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主隊 | 第5戦隊司令官 高木武雄中将 | 第5戦隊(高木中将直率)重巡妙高、羽黒 |
第7駆逐隊 駆逐艦曙、潮 | ||
航空部隊 | 第5航空戦隊司令官 原忠一少将 | 第5航空戦隊(原少将直率)空母瑞鶴、翔鶴 |
第27駆逐隊 駆逐艦有明、夕暮、白露、時雨 | ||
補給部隊 | 輸送艦東邦丸 |