翔鶴型航空母艦
日本海軍航空母艦。同型艦に翔鶴、瑞鶴がある。
翔鶴型は無条約時代に入ってからの設計であるため、これまで課せられていた一切の制限を受けることなく、バランスのとれた空母として建造することができた。
設計に際して、加賀の運用実績、蒼龍と飛龍の建造実績を採り入れ、特に蒼龍と飛龍で不足していた航続力の向上を図っていた。
防御力も強化され、弾火薬庫は800kg爆弾による水平爆撃と20cm砲弾に耐え、機関室は250kg爆弾による急降下爆撃と12.7cm砲弾に耐えられる設計とされた。
速力にも重点が置かれ、大和型戦艦をも上回る機関出力160,000馬力と、日本空母では初めてのバルバス・バウの採用で、34ノットの高速力を発揮した。
翔鶴型の2隻は開戦時から主力となり、特にミッドウェー海戦以後は、数少ない貴重な空母戦力として活躍した。