第1機動艦隊
第1機動艦隊は空母機動部隊の第3艦隊と、水上打撃部隊の第2艦隊で編制された決戦用部隊。
司令長官は第3艦隊司令長官を兼任、旗艦は空母大鳳。
第1機動艦隊の用法は空母部隊が勝利をおさめた後、水上部隊が撃ち漏らした敵を攻撃、戦果を拡大して敵を撃滅することにあった。
全作戦の指揮は第1機動艦隊司令長官が担任すると同時に、航空戦に関しては第3艦隊司令長官を兼務して指揮を執る。そして戦いが水上戦闘に移行した際は、第2艦隊司令長官がその指揮を執るとされていた。
第1機動艦隊はマリアナ沖海戦に参加したが、大鳳をはじめとする空母3隻と艦上機の大部分を失った。
捷一号作戦では第2艦隊は第1遊撃部隊としてレイテ湾に突入、第3艦隊は機動部隊として第1遊撃部隊のレイテ湾突入を支援するための囮部隊として参加した。
この作戦で両艦隊は多大な損害を受けて作戦能力を喪失したため、1944年11月15日に第1機動艦隊を解隊した。第3艦隊も同時に解隊され、残艦艦艇は第2艦隊に集約されて再編された。
| 1944年3月1日～ | 小沢治三郎中将（第3艦隊司令長官兼任） |
| 1944年11月15日 | 解隊 |