潜水艦
水中を航行できる艦艇。第二次大戦時までは魚雷、艦砲を主兵装とし、通商破壊戦や偵察を主任務としていた。
当時の潜水艦は水中を航行する時は蓄電池、水上ではディーゼル機関を使用した。しかし蓄電池は数時間の潜行能力しかなく、充電には水上でディーゼル機関を使用しなければならなかった。のちに水中でもディーゼル航行可能なシュノケールが発明されたが、海上が荒天時にはシュノケールを通して海水が流れ込むため使用できなかった。
1954年に原子力機関で航行する世界初の潜水艦ノーチラスの竣工により、数ヶ月間を潜行したまま行動できるようになった。
その後、潜行中の潜水艦から発射できる弾道ミサイルの開発により、本国が核攻撃を受けた時の二次報復兵器としての戦略型潜水艦が建造される。
また、対艦ミサイルや巡航ミサイルを装備した攻撃型潜水艦なども建造されるようになった。
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